高尾山口駅の高尾山トリックアート美術館が11/30閉館!30年の歴史に幕

山林を背に国道沿いに並ぶ白い箱型の本館とピンクのテラス。屋上にパラソル、手前に川と赤い鳥居が見える空撮 開店閉店

2026年11月30日(月)、京王線高尾山口駅前の「高尾山トリックアート美術館」(八王子市高尾町1786)が閉館します。

公式サイトが2026年9月8日付で閉館のお知らせを発表し、1996年4月の開館から30年の歴史を終えます。

高尾山口駅前の高尾山トリックアート美術館が11月30日(月)に閉館

高尾山トリックアート美術館公式サイトの「閉館のお知らせ」(2026年9月8日付)によると、「高尾山トリックアート美術館」は2026年11月30日(月)をもって閉館します。

同お知らせでは、1996年4月のオープン以来30年間業務を続けてきたことと、来館者・地域・メディア・協力企業への謝意が記されています。

高尾山トリックアート美術館は、1996年4月のオープン以来、30年間にわたり業務を続けてまいりましたが、2026年11月30日をもちまして閉館いたします。

長きにわたり大変多くのお客様にご来館いただきましたこと、スタッフ一同大変うれしく思っております。トリックアート美術館は「歓声があがる美術館」を目指し創業いたしました。そのためにお子様が絵に触れていただけるようにして、触れていただいて損傷した部分は年に1回から2回の修復をしてまいりました。ご来館の皆様がお帰りになる際に「ありがとうございました」「楽しかったです」と言ってくださる喜びは何物にも代えがたいものでした。

ここまで続けることができましたのも、長年支えてくださったお客様お一人おひとり、応援してくださった地域のみなさま、メディアの皆様、ご協力企業さまのおかげと、心より感謝申し上げます。

皆さまの今後のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

これまで本当にありがとうございました。

― 高尾山トリックアート美術館公式サイト「閉館のお知らせ」(2026年9月8日)館長・小阪弘氏より

高尾山トリックアート美術館の概要

高尾山トリックアート美術館の基本情報は以下の通りです。

  • 施設名: 高尾山トリックアート美術館
  • 閉館日: 2026年11月30日(月)
  • 住所: 東京都八王子市高尾町1786
  • アクセス: 京王高尾線・高尾山口駅前 徒歩1分
  • 開館時間: 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
  • 休館日: 木曜日(祭日や春・夏・冬休み中は開館する場合あり。公式サイトで随時案内)
  • 電話番号: 042-661-2333
  • 公式HP: 高尾山トリックアート美術館

高尾山トリックアート美術館の閉館理由は館長の体調不良

公式の閉館お知らせには、閉館理由の詳細は記載されていません。

朝日新聞の2026年9月10日付報道によると、小阪弘館長(71)が体調を崩し、後継者がいないため30年で区切りを付ける判断をしたとされています。

同報道では、開館以来の来館者が延べ200万人以上、最も多い時期で年間およそ20万人だったと伝えられています。

朝日新聞によると、小阪館長は経営が良好な時期に終える判断をしたとし、観光地には多様な魅力が必要で、高尾山に別の楽しみを提供できたのではないかと述べたとのことです。

国道20号沿いに立つ白い本館とピンクのテラス

公式サイトの「交通アクセス」によると、館は京王高尾線・高尾山口駅前の徒歩1分にあり、JR中央線利用の場合は高尾駅で京王高尾線に乗り換えて高尾山口駅で下車します。

車利用は圏央道・高尾山インターチェンジから国道20号を新宿方面へ約1km(約3分)と案内されています。

専用駐車場はなく、高尾山周辺の有料駐車場を利用するよう記載されています。

公式ギャラリーの「空撮」では、山林を背にした白い箱型の本館と、パラソルが並ぶピンクがかったテラスが国道沿いに連なり、手前には川と赤い鳥居が見えます。

山林を背に国道沿いに並ぶ白い箱型の本館とピンクのテラス。屋上にパラソル、手前に川と赤い鳥居、道路を車が走る空撮

国道沿いの館外観(出典:高尾山トリックアート美術館公式サイト ギャラリー「空撮」)

公式ギャラリーの「オープンカフェテラス」では、白いパラソルとテーブルが並ぶ屋外テラスで、来館者が休憩する様子が紹介されています。

白いパラソルと黒い椅子が並ぶ屋外テラス。緑の頭巾とワンピースの人物が立ち、周囲のテーブルで来館者が座っている

館のオープンカフェテラス(出典:高尾山トリックアート美術館公式サイト ギャラリー)

朝日新聞の報道では、外壁にチケットカウンターやドアのだまし絵が描かれ、各所に遊び心があることが紹介されています。

公式の「壁画制作」ページでは、5色の耐候性塗料を重ねてビル外壁や内外装をキャンバスにすると説明され、問い合わせ先は館の小阪担当(TEL 042-661-2333)です。

高尾山口駅は高尾山登山とケーブルカー利用の玄関口で、駅前の体験型観光施設がなくなることになります。

1996年4月開館、「あたかもそこに本物が存在するが如く」

公式の「高尾山トリックアート美術館について」によると、館は1996年4月、高尾山の麓にオープンしました。

コンセプトはルネサンス期に技術が確立されたとされるだまし絵をトリックアートで再現することで、テーマは「あたかもそこに本物が存在するが如く」と記載されています。

公式サイトでは、京王線高尾山口駅の目の前にあり、新緑や紅葉など四季の高尾山と合わせて訪れるよう案内されています。

閉館お知らせでは、創業時から「歓声があがる美術館」を目指し、子どもが絵に触れられるようにしたこと、損傷箇所を年1回から2回修復してきたことが記されています。

公式のよくある質問によると、大部分の作品は絵描きグループ「エス・デー工房」の作品で、1つの作品を複数の描き手が担当するため制作者名は表記していないとのことです。

読売新聞オンラインは2026年4月23日公開の「高尾山トリックアート 愛されて30年」で、開館から30年親しまれてきた同館と小阪館長への取材を伝えています。

見て触れて撮る展示と閉館までの利用案内

公式ギャラリーでは、古代エジプトを思わせる空中神殿やファラオの自然公園、エイムズの部屋を使った「高尾山・天狗さまの魔力」、万華鏡の第一人者とされる山見浩司氏プロデュースの「万華鏡の巣窟」などが紹介されています。

公式サイトは館を「日本一のトリックアート美術館」とし、見て・触れて・写真を撮って楽しむ展示だと案内しています。

雲の上に見える石造りの神殿テラス。床に仰向けの人と、縁に寝そべる人、奥に立つ人が配置されたトリックアート

古代エジプト空中神殿の展示(出典:高尾山トリックアート美術館公式サイト ギャラリー)

公式の入館料ページによると、2026年7月1日以降の通常料金は大人1,650円、中高生1,150円、小学生800円、幼児(未就学児・4歳以上)600円です。

公式クーポンを印刷して持参すると、1枚につき5名まで各200円引きで、他の割引券との併用はできないと記載されています。

よくある質問では、見学は1時間以上の人が多いこと、再入館はできないこと、ベビーカーの入館は遠慮してほしいこと、食事の提供はないこと、ペットはゲージに入れれば可能なことが案内されています。

車椅子での来館については、エレベーターやエスカレーターがなく館内に起伏が多いため、原則としてスタッフの介助はできず介助者の同伴を求めると、ご利用案内に記されています。

閉店セールや跡地テナントの案内は公式に見当たらない

公式の閉館お知らせとトップページには、閉店セールや割引率、対象品の案内は記載されていません。

閉館後の建物の用途や次テナントについても、公式発表では案内されていません。

入館料と公式クーポンの案内は、閉館お知らせとは別に従来どおり公式サイトへ掲載されています。

閉館までの問い合わせは、公式サイトに記載のTEL 042-661-2333、FAX 042-667-1090です。

最新の開館日は公式サイトの案内と開館カレンダーで確認する必要があります。

まとめ

今回、京王線高尾山口駅前で「高尾山トリックアート美術館」が2026年11月30日(月)に閉館することを紹介しました。

公式サイトが2026年9月8日付で案内し、1996年4月開館から30年の歴史を終えます。

朝日新聞によると、小阪弘館長の体調と後継者不在が背景で、来館者は延べ200万人以上と報じられています。

最終開館日や休館日は公式サイトで確認したうえで、閉館前に足を運んでみてください。

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